1997年中国返還間際の香港。
血の気の多いマー刑事(甄子丹:ドニー・イェン)は犯人逮捕時に暴力が過ぎると
署内では問題児扱いされる人物。
だが本人は一向に意に介さず自分流のやり方で捜査に臨む毎日だ。
彼が現在追っているのはベトナム移民の3兄弟が中心となる犯罪組織。
マーの相棒ウィルソン刑事(古天樂:ルイス・クー)が彼らの組織内に潜入し
捜査を助けていたのだが、正体がばれて命を狙われてしまう・・・。
「葉問」が思いの他当たったからだろうか。
甄子丹主演作ばかりが日本公開される今年の香港映画。
なんとこの作品で5本目!更に来月もう1本公開が決定しているのだから驚きだ。
この作品なんてすでに6月にDVDが発売されているではないか。
(というコトを最近知った)
それをわざわざ公開するのは一体何故だろう。
やはり「葉問」の監督葉偉信(ウィルソン・イップ)&主演甄子丹コンビ作品だからか?
しかしもっと面白くて是非とも日本公開して欲しい香港映画はたくさんあるだろうに・・・。
決して面白くない作品ではない。
ただ特出した印象が残らない、いわゆるONE OF THEM的な香港映画とでもいうか。
甄子丹や古天樂ファンであればそれなりに楽しめるだろうが、
ストーリーに比重をおいてしまうと「DVDにしておけばよかった」程度の作品だ。
鑑賞から数日しか経っていないというのにもうすでに内容をほとんど忘れかけている私。
印象に残っているのはベトナム3兄弟の三人三様な濃さ。
中でも次男トニーを演じる鄒兆龍(コリン・チョウ)が爬虫類のようで怖い怖い。
この鄒兆龍、実生活では3兄弟どころか13人兄弟だという事実にビックリ!
お母さん頑張ったわね〜。
・・・なんてこんなシメでスミマセン。
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