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待ちました、ええホントに長い間公開を待ちわびました。 このポスターを見ただけでイメージがかきたてられて観たくて観たくて。 東京は12月に公開なのに関西はなぜ1月? 関東と関西じゃ今年のベスト10に入れようとしても年が違っちゃうんだよ!? という怒りも沸いた。 失った市民の信頼を取り戻すため、副総監のウォン(サイモン・ヤム:任達華)は OCTB(組織犯罪課)の新任指揮官レベッカ(ケリー・チャン:陳慧琳)が 発案した大胆なメディア戦略を採用。 それはPTU(機動部隊)にワイヤレス・カメラを装備し、 “犯人逮捕の瞬間という最高のショー”をTV中継するというものだった・・・。 冒頭7分間にも及ぶワンカット、ワンシーンの長まわし。 これは見ごたえあり! どのショットも見逃したくない!とわくわくして思わず身を乗り出してしまう。 これだけでもこの映画観た価値があったかもしれない。 だけど・・・ レベッカ演じるケリー・チャン。 これはミスキャストでしょう。 悲しいかなどう転んでも指揮を取る器の女性には見えない。 行動が感情的、その場しのぎでの判断に感じてしまう。 彼女の存在がこの作品から大事な何かを消してしまった気がする。 そして大陸からやって来た銀行強盗犯ユアン(リッチー・レン:任賢齊)の キャラクターもまた描ききれていなかったのではないか。 時折見せる人の良さがどちらつかずの中途半端な印象。 本土からやって来た殺し屋チュン(ユウ・ヨン:尤勇)との心の通わせ方も どうにも安っぽい友情風でちょっとガッカリ。 ただ、人質宅にこもったユアン達がチャッチャッと料理して犯人、 人質みんなで食事をするシーン。 これはさすがにおいしそう! それを見せつけられて警察側もそれに対抗。 「今までで一番いい弁当を配れ!フルーツつきだ!」 ・・・配られたのは例のおなじみランチ・ボックスだった。 (おかずがスペシャルだったのか?) 配られたフルーツはリンゴやらオレンジ。 普段の警察官たちのお弁当って一体・・・とこんなシーンで涙がでそうになったわ。 終わってみたら印象に残ったのはチョン警部補(ニック・チョン:張家輝)の 超人的な体力(車に跳ね飛ばされても犯人を追いかける!)と 人質オヤジ、イップ(ラム・シュー:林雪)のだらしないオヤジぶりと 勇敢なその息子のクリッ!キリッ!とした真っ直ぐな眼差しだったりして。 期待が大きすぎたのかしら・・・? 愛が大きいとその分落胆もまた大きい、か。 テーマはよかっただけに全てにおいて中途半端なぼやけた仕上がりに 惜しい気がした。 最後にひとこと・・・ジャッキー役のそっくりさん・・・似てね~! ブレイキング・ニュース オフィシャルサイト
by sabunori
| 2006-01-11 07:00
| MOVIE
|
Trackback(11)
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Comments(15)
Tracked
from 日っ歩~美味しいもの、映..
at 2006-01-11 14:32
タイトル : ブレイキング・ニュース
先月半ばまでユーロスペースがあった場所にできたシアターN渋谷に行ってきました。ユーロスペース時代と大きく変わってはいませんでしたが、ロビーのカウンターの位置や雰囲気は、以前より、少しすっきりした感じがしました。 オープニング作品の一つ、ブレイキング・ニュースを... more
Tracked
from アロハ坊主の日がな一日
at 2006-01-11 17:43
タイトル : [ ブレイキング・ニュース ]冒頭から釘づけ
[ ブレイキング・ニュース BREAKING NEWS ]@渋谷で鑑賞。 エンターテイメントやサスペンスムービーは、漫才やコン トなどのお笑いに似ている。つかみがよければ、途中に少 々のアラがあっても、勢いで観客はラストまで楽しんでみ てくれるものだ。お笑いなら笑える空気、映画ならゾクゾ クする雰囲気が作れるかどうかだ。 ... more
Tracked
from any's cinedi..
at 2006-01-11 23:15
Tracked
from toe鐚疂nemati..
at 2006-01-12 01:44
タイトル : ブレイキング・ニュース
昨日、九段会館で行われた試写会に行ってきた。 気付いてみると、今週劇場で観た新作映画4本が、日本2本、韓国1本、そしてこの香港1本と、すべてアジア映画だったんだよね~。 別にアジアを狙ってそうなった訳ではないので、今、アジアって元気なんだね~。 しかもね、この香港映画、すごく面白いのです~。 12月3日から、劇場公開のようなので、是非ご覧になって下さいませ~。 <STORY> ある強盗団のアジトを... more
Tracked
from やまのつれづれ日記
at 2006-01-12 23:19
Tracked
from かえるぴょこぴょこ CI..
at 2006-01-16 00:52
タイトル : 『ブレイキング・ニュース』
スリリングでクールで息つく間もなくおもしろい。 香港の市街地と高層アパート内での強盗団VS警察の攻防戦。 そして、警察のメディア戦略。冒頭から、緊迫感に包まれる。そして、凄まじい銃撃戦。 それは、7分間のワンカットで展開するから圧巻。 一体何が起こっているのか事情が全然わからないのに 釘付けになってしまうのがジョニー・トー作品の魅力。 浅野忠信風の男に、リーダーは永瀬正敏風。 ミッションには金子賢風や宍戸譲風が出ていたよね。 ケリー・チャンにはちょっと違和感があったけれど、 ...... more
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from あいりのCinema c..
at 2006-01-18 09:12
Tracked
from Diarydiary!
at 2006-03-04 22:19
Tracked
from Subterranean..
at 2006-07-06 09:00
タイトル : ブレイキング・ニュース (大事件)
監督 ジョニー・トー 主演 ケリー・チャン 2004年 香港/中国映画 91分 アクション 採点★★★★ 見る視点を変えると、物事ってガラリと違って見えるもんなんですねぇ。 武装集団と警察との銃撃戦が白昼の市街地で発生。その様子がメディアで放送されてしまった為、警察へ..... more
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from Mi cinema log
at 2006-07-14 07:48
タイトル : 大事件 ブレイキング・ニュース ’04 香港 (DVD)
強盗団を獲り逃がし 信頼を失った警察の威信をかけて 犯人を追う一部始終を 機動隊員につけたワイヤレスカメラで TV中継するという 警察が仕掛けた前代未聞のショーを追う というドラマ そんなのあり?!という ありそうでなさそうな設定 いやなさそうで今の時代ありえる? という設定のもと どんな風に料理するのか? 監督:ジョニー・トー 市街地の団地(多分九龍)を舞台に 犯人を追う警察官たち リッチー・レン演じる大陸の強盗団+仲間 押し入った家に居合わせた ラム・シュー親子...... more
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from シネマ通知表
at 2007-02-25 21:57
タイトル : ブレイキング・ニュース
2004年製作の香港・中国映画 香港映画界の巨匠、ジョニー・トー監督によるアクションサスペンス。警察と銀行強盗団のメディアを巻き込んだ心理戦と銃撃戦を独特の映像美とユーモアを交えて描く。主演は『インファナル・アフェア』のケリー・チャン。 最初のうちは犯人側の全体像が見えてこず、警官隊と犯人側の銃撃戦が行われたところで凄いという感想はあっても、どちらの側にも感情移入をして見ることはできませんでした。ただ傍観するのみ。 それでも犯人側の人数が減ってきて一人一人の顔がはっきりと見えてくるよう...... more
sabunoriさん、こんばんは。
冒頭7分間の銃撃戦ばかりが話題になってますが、個人的には警察と犯人の息詰まる攻防がすごく良かったと思ってます。 ケリー・チャンは僕もミスキャストだと思いましたが、リッチーもダメでしたか? 今回のリッチーはビックリするくらいカッコいいと思ったんですが…。 ニック・チョンは、丈夫すぎるやろ~とか思いながら観てました(笑) ジャッキーのそっくりさん…、ホント似てね~。 最後にひとことでした(笑)
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sabunori at 2006-01-11 23:38
anyさん、こんにちは!
今回のリッチー・・・改めてこうして写真で見てもカッコはよかったんですが 人物描写が私は今1つ弱かったように思いました。(これはリッチー自身の 問題ではないですね) 私個人的にはサイモン・ヤムがお気に入りです。 昔3級片に出ていた名残りか、妙にいやらしっぽいですよね、彼。 今回の役どころ、もしかしてケリーとワケアリでした? それにしても前宣伝もないしほとんどがレイトショー公開だし悔しいですよね。
こんにちは。
期待しすぎると肩透かしってありますよね~。 わかります。 私は、内容すら全く知らずに見たので、充分楽しめたのですが・・。 ケリー・チャンの役はコネ入社だから嫌な女なのだと思って見てました(^^;) それにしても、嫌な女でしたよね。 私もあんな上司は嫌です。 しかし、食事は本当においしそうでしたね。
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sabunori at 2006-01-12 20:52
toeさん、こんにちは~。
そうか、ケリー・チャンはコネ入社ねぇ・・・。 確かにお父さんも警察関係でしたものね。 それにあの上司のサイモン・ヤムとはただならぬ雰囲気あり、でしたよね。 実は私これを観た日は体調が悪くちょっと集中力に欠けてしまったんですよね。 (そんな日に観るな!って感じですね) そんなコトもあるのでできたらもう1度観たいなぁ、そうしたら全然印象が 変ったりして!?なんて思っています。
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やま
at 2006-01-12 23:26
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sabunori at 2006-01-13 18:02
やまさん、你好。
おっしゃる通りかもしれませんね! 前に「PTU」を観た時にも確かに女性が今回と同様のタイプだった気がします。 やたらキャリア風だけどいざというときに役立たず。 まぁこの2作だけで決め付けるのは安易ですがいづれも似たようなタイプの 女性の描き方ですね。 男性はかなり魅力的なのになぁ。
こちらにおじゃまします。
>今回の役どころ、もしかしてケリーとワケアリでした? 私も二人の異様に近い距離で話す様子に多分・・と思いましたよ。笑 そう言えばサイモン・ヤムってそっち畑の人でしたね。^^ ケリー・チャンはこまっしゃくれた実践経験のない頭でっかちな女性警視と言ったところなんでしょうね。 リッチー・レンは悪役を演じると中途半端って感じはしますよね。 悪に徹してないし、強盗なんだからもう少し冷酷なところもある筈。 爽やかではありましたけど。笑 リッチーの役に深みがあれば、この映画は傑作になっていたのにと思います。 一応、私の感想では誉めてあります。汗 TBしますので、よろしくお願いします。 また、遊びにきていいですか?
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マウ
at 2006-01-18 11:22
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サイモンヤム好きなこの監督、言われてみればホントそうですねー。
その後も、この監督同じようなメンバー使ってるってことは、あのヤクザ映画もそう?いちよう女性が主役なんだけど、全然入り込めないやつ。そうかも。(日本では公開されないだろうか)今日も別の新作のクランクインの映像(ほらブタに線香刺して、出演者、スッタッフが祈祷してる図)をテレビで見たけど、またしても監督の横にサイモンヤム。なんかこの監督の作品は期待外れが多いかも。それにサイモンヤムの他の路線も見てみたいんですけど。
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sabunori at 2006-01-18 21:24
あいりさん、TB&コメントありがとうございました!
サイモン・ヤム・・・私旅行先のタイで偶然会ったコトがあるんですよ。 モデルのキレイな彼女(その後結婚されたかどうかは不明)と2人 とってもかっこいいカップルで目立っていました。 この映画、観た方にはとっても評判いいですよね。 なのにレイトショー扱い・・・もったいないですよねぇ。 リッチーはこの役で新境地開拓でしょうか。またファンが増えそうですね。 またぜひぜひ遊びに来てくださいね!
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sabunori at 2006-01-18 21:37
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santapapa at 2006-01-22 02:00
結局ばたばたしていてこの映画を見損ねてしまいました。
確かにジョニー・トー監督は女性の描き方はうまくないかもしれませんね。『PTU』はご指摘の通りだと思うし、女性の役割が大きいものは通り一遍の役が多いような印象です。アクション中心系だと過不足はあまりないんですけどね。 サイモン・ヤムの別路線というと『スー・チー in ミスター・パーフェクト』の彼あたりは面白いかも。映画の出来は微妙ですが、私は好きです(^^;。日本公開していないけどその内容で一部では話題の昔の映画、『超級學校霸王』でのサイモン・ヤムもむちゃくちゃ笑えますが(^^;。
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sabunori at 2006-01-22 08:09
santapapaさん、こんにちは。
ジョニー・トー監督の作品をこの2本以外観てるのかな、と思ってちょっと 調べたら「ターンレフト・ターンライト」もそうなんですね。 この映画を思い出してみると・・・(ほとんど忘れていますが) 確か原作が絵本でしたよね。で、映画のテーマというのは結構気に入って いたのですが(あと主演の2人と舞台になる台北の街も)、やっぱりジジ演じる 女性の描き方がいま1つだったように思います。 オンナから見て「あんまり友達になりたくないな」というやつですね。 今考えるといかにも男性が考える女性っぽいオンナというか・・・。 まぁ単に私好みではない、ということなのでしょう。 こう書いているうちに「ターンレフト~」をもう1度キチンと観てみよう・・・と いう気になってきました。DVDで観てまた感想を書いてみます。 ところで!サイモン・ヤムとタイでニアミスしてからますます他人とは 思えない(←図々しい)彼の別路線の作品、教えてくださってありがとうございます。 早速チェックしてみます~。
sabunoriさん、こんばんは。
いやぁ~私も待ちました、首が長~くなるぐらい待ちました(笑) 私は、結構楽しめました。好きですねジョニー・トー監督らしくて。「24」みたいに?時々画面が2分割になるのも好きですよ。 リッチー・レンって《星願》のイメージが強くていい人っぽいイメージなんですが、今回悪役新境地開拓って感じでよかったです。しかも心優しい犯人さんって感じのところがまたよかったです。
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sabunori at 2006-03-05 21:26
Hitomiさん、こんばんは~。
もうね、この時間差公開のお陰でお互い首がのびてのびて仕方ありませんよね。(笑) 画面が分割されると「どのコマも見逃さないわよっ」とつい前のめりになって 画面にくらいついちゃう私です。 なんだか今読むと結構いろいろ書いてしまいましたがこれも「香港映画への愛」 ゆえかと・・・。(なんとなく自己弁護) それにしてもリッチー・レンはHitomiさんのおっしゃる通り岸谷五郎ですよね。
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acine at 2006-07-14 07:48
sabunoriさん TB&コメントどうも有難うございました!
やっとDVDにて見ることができました。私もケリー・・・同感です。 元々苦手なのもあるし、私も指揮官の器じゃない(とても演じきれて ない・・・)と思いました。IAの医師もだけど・・・映画の中でも いつもケリー・チャンですよね。(ファンの方ごめん!) そして、私も料理~食事のシーン、ウケました。緊迫感のある中 ちょっとしたオアシスのようなシーンですよね。そして、ラム・シュー! そこにいたのか~!という登場の仕方でした(笑)。
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