巷の評判はいまひとつなのだろうか。
いかにも作り物めいた理想郷サバービコンの街並と
表の顔と裏の顔を使い分ける住人達。
怪しい人物は最初から胡散臭いし悪い予想通り次々と気分の悪い
事件が起こっていく。
だけど私は嫌いじゃない。
なにしろ全てが作り物感満載だからリアルな嫌味がない。
これは映画と安心して楽しめる。
1950年代のアメリカはやはり魅力的。
人々の裏の姿を知る少年ニッキー(ノア・ジュプ)の着るサッカー生地の
パジャマがデザインも柄も可愛すぎて目が釘付け。
このニッキー、真実を見据えたような瞳が印象的な少年だった。
汚れた大人に比べて子供は純真・・・
なんて思ってもいないし言う気もさらさらないが
ラストの少年2人のキャッチボールシーンの清々しいこと。
弧を描くボールがやけにまぶしかった。
サバービコン オフィシャルサイト