パリの病院で看護助手として働くサミュエル(ジル・ルルーシュ)は
出産間近の妻ナディア(エレナ・アナヤ)とともに子供の誕生を心待ちにしていた。
しかし突然ナディアが何者かに誘拐され、サミュエルのもとに1本の電話がかかる。
犯人の要求はサミュエルの勤める病院に入院中の凶悪犯サルテ(ロシュディ・ゼム)を
3時間以内に連れ出せというものだった・・・。
フレッド・カヴァイエという監督はとことんアクション好きなのだろうか。
前作「すべて彼女のために」もおフランス映画には珍しく
パンチのきいたアップテンポの快作だった。
もしや意外と香港映画ファンだったりして??
なんて思いながら鑑賞したのだが残念ながら本作は私にとっては消化不良。
力技で無理矢理グイグイ引っ張っていこうとするのだが
ストーリーはありきたり、チェイスシーンはひたすら走るか銃撃戦か。
観終えて一言、「劇場公開するほどの作品じゃない」と私が言うと
一緒に鑑賞したダンナはそこまで悪くはなかった様子。
「先週観た『導火線』(香港映画)だって同レベルのストーリーのデキだった」と反撃。
その意見には賛成。
アチラも同程度の取るに足らないストーリー展開だった。
でも2つの作品には決定的な違いがある。
しれはアクションシーンの見ごたえ度。
ストーリーはたいしたコトなくたってアチラはアクションシーンが美しいのだ。
しかし本作は・・・。(以下省略)
ラストのおまけエピソードも不要。
特にパンチの効いたシーンでもないし。
それにしても・・・
やっぱりおフランス人って夫婦になってもイチャつくのがお好きなのねぇ。
この作品を観て一番感心したことってコレ?(笑)
カヴァイエ監督〜、次回作期待しております。
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