「
パン兄弟の帰還、"極限"ミステリーの悦楽」がやっとのこと
関西で開催される。
しかしシネマート心斎橋かと思いきやシアターセブンとは予想外の展開。
遠すぎるんだけどね・・・でも頑張って通うわ!
というワケで景気づけに(?)パン兄弟監督作「チャイルズ・アイ」を観賞。
ひゃははは!
と、思わず笑いがこぼれてしまうほどB級作品だった。
いやね、私は嫌いじゃないのよ、この手の映画。
劇場公開時には3D作品だったようで、もしや飛び出す小道具の細工に
力が入ってしまいストーリーは二の次だった、とか?(笑)
「妊婦が殺生するとお腹の子供に悪いことが起こる」
オカルト好きなレイニー(楊丞琳:レイニー・ヤン)が口にした
この言葉通りに悲しい運命をたどるタイのある家族と、
その家族の死んだ妻の怨念によって恐怖の体験をするはめになる
香港からの旅行者6人の物語。
タイの場末の宿
その宿の地下に住む足の不自由な男
霊が見える犬
もうこれだけである程度のホラーは出来上がるだろうというシチュエーション。
ストーリーについては特に述べることもないのだが(笑)、
私が気になったのはそのキャスティング。
余文樂(ショーン・ユー)は友情出演ということらしいので
主役は楊丞琳(レイニー・ヤン)のようなのだが、
なぜ「香港人グループ」の中にあえて1人だけ北京語を話す彼女を
加えたのだろう。
監督がどうしても彼女を起用したかった理由が私にはわからない。
もしや彼女が出演するだけで集客できる超売れっ子なのか??
個人的な意見ではそこまで魅力的でも個性的でもない女の子なのだが・・・。
いやいや、シンプルに監督の好みだったのかも。(笑)
一番お茶目な演技を披露してくれたのは霊が見える犬くん。
チワワが大きくなってしまいました的風貌。
霊を見て、激しく眉間にしわを寄せ吠える寸前でレイニーに口をふさがれて
ふがふがする様子が可愛いったらありゃしない。
2010年 香港映画