大きなスクリーンで鑑賞できてよかった。
やはり何度観ても大好きな作品だということを再認識。
感想は過去2回書いているのでほぼ書くことはないのだが
今回観賞して改めて思ったのは
さまざまな「匂い」がキーワードとなっている作品だということ。
「香り」ではなく「匂い」。
タン(郭富城:アーロン・クォック)が次々と遭遇する死体たちが放つ匂い、
首をふるばかりで羽根が回らない扇風機が置かれたタンの営む
古ぼけた探偵事務所に漂う匂い、
タイの街から放たれる湿気を帯びた空気や熱気とともに感じる匂い・・・。
それらは実際に漂うわけではないが、スクリーンを通して
容易に想像できてしまうのだ。
↑尾行していた相手に逆に問い詰められて思わず鼻血トローッの
このシーンもお気に入り。(笑)
「依頼された事件を必死に追っていたら両親の行方の真相にたどり着いた」
ラストでタンがつぶやくこの言葉が切ない。
以前に書いた感想はコチラ(☟)
「C+偵探」「C+偵探」再び2007年 香港映画<「パン兄弟の帰還 “極限”ミステリーの悦楽」にて鑑賞>