※ネタバレしています宗教色が濃い!
濃すぎるっ!!
子供(一体何歳まで?)と一部の大人たちが一瞬のうちに消えた。
消えたその場に彼らの着ていた服が残されたまま。
人の抜け殻状態で残された洋服が「今の今まで人が存在した」という香りを
醸し出してリアルさを感じる。
通常人が忽然と消える場合(ってそうあることではないが)
何の痕跡も残さない描き方をするが、服を残すことで
「誰がどこで消えたか」を把握できるのだと再確認。
散歩の途中で飼い主が消えてしまい残された犬がひたすら吠え続ける
シーンが印象に残る。
深く神を信じる人々と子供たちだけが神によって「どこか」へ連れ去られた。
「どこか」は「天国」と言われる場所なのか?
しかし家族や友人たちと離れて自分だけが行く「天国」は
果たして本当に「天国」なのだろうか。
消えた人々のその後もぜひとも見てみたい。
元の世界に戻せーっ!と泣き叫ぶ人々が反乱を起こしたりしないのだろうか。
・・・なんてことを考えてる時点で私は神によって選ばれし者に
ならないことは明白だ。(笑)
信じる者だけが救われればいい。
後のことは知ったこっちゃない。
ほー、そうですか。
選ばれなかった者は荒れ果てたこの世界で助け合いながら踏ん張って
生きていくから結構ですけど。
そんな気持ちの私はもちろん信仰心に欠けている。
レフト・ビハインド オフィシャルサイト