いや~~っ爽快感がハンパじゃない!
久しぶりに好青年で愛くるしい彭于晏(エディ・ポン)に遭遇。
近年は爽やかさを封印したかの如く悪魔的な役柄が目についたが
やっぱり彼はこういう爽やかな役が似合う。
そしてティエン役の竇驍(ショーン・ドウ)。
「
サンザシの樹の下で」での生真面目な青年の面影はそのままに
逞しさが加わりエディ・ポンとは違うタイプの好青年に成長。
こんな2人に好意を寄せられるシーヤオ(王珞丹:ワン・ルオダン)も
ストイックなスポーツウーマンなのが〇。
しかしこのあたりの恋愛エピソードはサラリと流すべし。
緊張感あふれるレースシーンの箸休めということで。
自転車のプロ・ロードレースというのはこうなっているのか。
初めて目の前で展開されるレースの過酷さと臨場感あふれる映像に
思わず前のめりになってしまう。
クラッシュして自転車が故障しても担いでゴールを目指す選手たちの姿に
胸が熱くなる。
こんなショボい比較で申し訳ないが最近ほんの少しの坂道を登るのも辛くて
自転車通勤から徒歩通勤に変えてしまった私からすれば
勝負だの作戦だの以前にあの高低差の満載なコースを完走できるだけで
感動モノである。
ズブの素人の私ゆえ、本作を観て初めてわかった。
上り坂は身体的に辛いが、危険なのは下りなのね。
私だったらカーブを曲がり切れずガードレールをぶち破って
真っ逆さま・・・となるに違いない。
こういったロードレースに限らずとも台湾は自転車でめぐるのに
恵まれた土地だなぁと改めて感じた。
自転車と一体になり風を切って身体中で台湾と向き合う旅・・・
もう少し若かったらトライしていたかもしれない。
嗚呼残念。
疾走スプリンター オフィシャルサイト香港映画