ワールドプレミア、世界初上映とは嬉しい限り!
いやはや火火(ファイヤー・リー)節が炸裂な天晴作品だった。
「女性が観てスカッとする作品を作りたかった」とは監督の弁。
1人の男性を愛してしまった3人の女性が繰り広げる痛快バイオレンス・
アクションムービー。
観ていた私たちがスカッとするよりむしろ出演していた3人が演じて
スカッとしたんじゃないだろうか。
私だって監督からこんな役のオファーがあれば大喜びでお受けして
役作りのために即日ダイエットに突入するわ。
(あるはずもないが)
夫(恋人)が浮気すれば相手のオンナを殺してやろうじゃないか。
ところが実は浮気相手は1人じゃなく第3のオンナが現れれば
次第に怒りの矛先は夫(恋人)、更には男なんて全てクズと極端な思考回路の
オンナたち。(笑)
ファーストシーンからスクリーンに広がるのは愛すべきB級映画の香り。
私の愛する「
プラネットテラーinグラインドハウス」をはじめとする
ロバート・ロドリゲスと同じ空気が私を包み込む。
そして更に私を小躍りさせたのが物語の舞台として登場する
龍華酒店。
鳩で有名なこのレストランファンの私は思わず頬が緩む。
ま、大乱闘で店内メチャクチャになってしまうんだけどね。
しかし何よりも気になるのはデビッドという男。
3人のオンナが(いや4人か)そろってベタ惚れしてしまうこの色男は
最後まで顔を見せない。
一体誰が演じていたのだろう??
<「大阪アジアン映画祭2017」にて鑑賞>
2017年 香港映画