「
永遠のこどもたち」のJ・A・バヨナ監督作のダークファンタジー。
難病の母親(フェリシティ・ジョーンズ)との2人だけの生活
優しいけれど自分を今の生活から救い出してはくれない離婚した父親
全く打ち解けることができない祖母(シガニー・ウィーバー)
学校でのいじめと孤立
13歳のコナー(ルイス・マクドゥーガル)の毎日に少年らしい笑顔はない。
そんな彼の前にある晩怪物が現れて3つの物語を語り出す。
怪物は言う。
「3つの物語が終わったら4つ目はお前が話せ。お前の真実の物語を」
怪物の存在とは一体何だったのだろう。
怪物の声はリーアム・ニーソン。
彼の姿はすでに亡くなったと思われるコナーの祖父として写真で登場する。
もしかしたらコナーの母親が幼い頃にすでに亡くなった父親の強い思いが
自宅の裏の木の怪物と化しコナーの母親である自分の娘、そしてその子供
つまり孫のコナーの前に姿を現し手を差し伸べたのかもしれない。
人生とは人とは一筋縄ではいかない。
良い人が必ずしも正しい行いをするとは限らないし
正しい行いをしたからといって素晴らしい人格者とは限らない。
人の思いにも二面性があるし、自分の心の弱い部分、認めたくない部分を
受け入れることで子供から一段大人へのステップを上っていくのだろう。
怪物はささやく オフィシャルサイトアメリカ・スペイン合作