「おおっ!」と目を引いたのは吉田鋼太郎演じる探偵の愛車。
愛しのフィアットの初代パンダ。
ストーリーそっちのけでパンダばかりが気になってしまった。
新車みたいにピカピカ…誰かの私物だったりして?監督のとか?
予想はしていた。
でも予想を上回る平凡なストーリー展開だった。
名前を偽り別人になった男。
彼が抱える謎というのが弱い。
いや、本人にとっては大変なことだ。
だが映画の核とするほどのモノではないような。
唯一リアリティを感じられたのは2人が出会った街中で
男が名前を名乗るエピソード。
男のすべてが偽りだったと知った女が男と初めて出会った
場所へと足を運ぶ。
あの日の男が立っていた場所にたたずむと視界に入るとあるビル。
そのビルの名前を男は自分の名前として名乗っていたという事実を
つきつけられるのだ。
いやはやしかし。
一番のミステリーは・・・
なぜ私はこの作品を観たのか、ということだ。
嘘を愛する女 オフィシャルサイト