監督の奥さんの飛び蹴りがツボだった。
構成のうまさ。
前半部分ワンカットのゾンビストーリーを観ながら
ところどころに感じる違和感。
なに?このヘンな間。
なに?不自然な今のシーン。
それが解明されていく後半の気持ち良さ。
全て必要な違和感だったのだと判った時の爽快感。
ただ残念なのは話題になり過ぎたためのハードルの高さ。
最初の2館での公開時に鑑賞していたら
「すっごく面白かった!」と手放しで言えたかも。
更にこれは多くの人が鑑賞するためには仕方ないことだが
この作品はシネコンではなくミニシアターで観てこそ
面白さが増幅されるような気がする。
(はい、身勝手な言い分です)
同様のアイデアで個人的に絶賛の嵐だった「
運命じゃない人」を
思い出した。
この作品もまた口コミで評判になったが、現在のSNSでの
拡散の凄さがあれば「運命じゃない人」も同様に公開館数拡大に
つながったのではないだろうか…
などと考えてしまうのだった。
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