スカーレット・ヨハンソンはちょっと苦手。
近未来を描いた作品もそれほど興味がない。
原作のファンでもないし、そもそも未読だ。
なのになぜ観たか?
そりゃもうあなた、全編ほぼ香港がロケ地だから以外に理由はない。
物語は「ブレードランナー」と「ロボコップ」のミックスジュース、
といった印象。
街中に溢れる不思議な日本語は「ブレードランナー」へのオマージュ
なのだろうか。
もともと「素子」という日本人だった主人公がスカーレット・
ヨハンソンへと顔形を変えてしまう必要があるのか?
日本語をしゃべっているビートたけしの言葉が聞き取りずらく、
彼こそ字幕が必要だったのでは?
なんていうツッコミはしないことにする。
お馴染み尖沙咀の香港文化中心やら銅鑼湾の電車總站やら
金鐘の力寶中心やら鰂魚涌の海山樓やら中環の街並やら・・・
思い存分香港を堪能できたので楽しめた作品としておこう。
鑑賞前に「劇中に墓地が登場する」というウワサを聞いていた。
てっきり私のお気に入りの場所薄扶林にある墓地に違いないと
踏んでいたのだが予想が外れた。
素子のお墓は荃灣の墓地にあった。
2017年 アメリカ映画