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オカルトホラーにするのではなく心理的サスペンス作品にしていたら 私にとっては絶賛作品になっていたような気がする。 物語の中盤まで・・・つまり娘のチャーリー(ミリー・シャピロ)が 目を覆いたくなるような事故で死亡したことで家族それぞれの心が 病んでいく様子までは思い切り物語に引き込まれた。 妹を死なせてしまった兄ピーター(アレックス・ウルフ)の自分が 起してしまった悲しい事故をうまく受け入れられず、しかし罪の重さに 苛まれる姿。 (この事故から妹死亡が発覚するまでのピーターの描写は本作中最も 心を揺さぶられたエピソードだった) 娘を失った悲しみとその怒りのやり場を失う母親アニー(トニ・コレット)と 妻アニーと息子ピーターの間で心を砕くアニーの夫スティーブ (ガブリエル・バーン)。 あら?この作品ってオカルトではなく実は心理的サスペンス? それならそれで嬉しい誤算・・・と思っていたのだが、 終盤のいきなり的なオカルト描写には少々興ざめ。 もったいない、嗚呼もったいない。 アニーが正常ではないのは創作しているドールハウスを見ればわかる。 娘の事故現場の状況を再現するその姿に背筋が凍りついた。 それにしても予告編が秀逸過ぎる。 あの予告編では炎の少女チャーリー(笑)があまりにも邪悪な存在に思えるが 実際にはそうではない。 もちろん彼女の存在が最後まで家族に大きな影響を与えるのは事実だが 本編ではあの予告編ほどチャーリーというあまりにもインパクトが大きい 少女を生かし切ることが出来ていないのが残念。 しかし登場場面は少なくとも彼女のえも言われぬ不気味さは強烈だ。 彼女の口から放たれるあの「音」。 あの音の演出は見事だった。 ヘレディタリー 継承 オフィシャルサイト
by sabunori
| 2018-12-11 11:01
| MOVIE
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Comments(2)
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from 風情☭の不安多事な冒険 ..
at 2018-12-13 11:17
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風情☭
at 2018-12-13 11:25
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こんにちは♪
>あの音の演出 いや~この演出は意外性のある恐怖があって近年では一番の演出でしたね。 あのミニチュアで事故現場を再現したエピやミリー・シャピロのビジュアル と個々の不気味でイヤ~な空気感は最高だったのに、総体的に見ると期待し ていたこともあって嗚呼…で残念といったところです♪ (゚▽゚)v
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sabunori at 2018-12-13 20:25
風情♪さん、こんにちは。
あの「音」の演出とチャーリーの事故のエピソードは 文句なく秀逸でしたね。 だけど終盤が私は「えぇーっ勿体ない」という感じでした。 ぽっかーんだったラストの展開のせいで世間の評価ほどは 高評価にはなりませんでした。
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