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予告編から受けるイメージとは全く異なる作品だった。 どちらかというと「これをしたらヤバいことになる」という オカルト作品なのかと思っていたのだが、実はもう少しシリアスな ラストには図らずもホロリ、なんてきてしまう物語だった。 この家族に起こった過去の忌まわしい出来事。 キーワードは「父親」であるということはわかるものの 母親と子供たちにふりかかった不幸がどんなものであるのかは 明白にならぬまま物語は進んでいく。 後になって考えてみればあの「空白の半年」がキーワードだったのだ。 ただの「月日は流れて」だと思っていたのだが。 いつの間にか長男ジャック(ジョージ・マッケイ)の額に出来た傷…。 はっきりと語られずとも4人兄弟は実は3人兄弟+1人であることや 彼らの存在にどこか真実ではないことが隠されているのはうっすらと 感じられる。 しかしその事実が明らかになってみると父親に対しては 「人間ではない」という感想でしか言い表すことができない。 (それは人道的にも、そして肉体的にも) どれだけ生命力に長けているのだ!?とスクリーンに向って 思わず呟きたくなるほどだ。 最近あちらこちらで登場するアニヤ・テイラー=ジョイが演じる マローボーン家の兄弟と繋がる唯一の人物、アリーの存在が救いだった。 彼女のラストでの決断に4人兄弟の母に成り代わって「ありがとう」と 言いたい気持ちになった。 マローボーン家の掟 オフィシャルサイト スペイン・アメリカ合作
by sabunori
| 2019-04-28 17:18
| MOVIE
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Comments(2)
こんにちは♪
>「空白の半年」 言われて初めてここに目が行きましたよ… なるほどねぇ~完全に頭になかったですわ。 観ているときに途中から下の3兄弟とアリー が接触してないことに気づいたのを今にな って思い出しましたよ…。 まぁそれでも過去のサスペンス&ホラー作 品のオチを念頭に入れながら観ていたこと もあって完全看破とまではいかないまでも それなりにスッキリと当てることができま した♪ (゚▽゚)v
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Commented
by
sabunori at 2019-05-07 07:08
風情♪さん、こんにちは。
予告編と全く違う展開に少々戸惑いつつも最後にはホロリ。 悪くない作品でした。 途中までは「〇ザーズ」が常に頭を過りましたよね。 母親のサインのシーンではかなりハラハラしてしまいました。 それも全て…と思うとまた別の意味で後になって胸がざわつきました。
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