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「殺人の追憶」は大好きな作品。 そのボン・ジュノ監督最新作というコトで久々に韓国映画を観た。 韓国映画らしく家族の絆の描き方が激しく力強い。 だけどどこかクスリと笑ってしまうようなおかしみが散りばめられている。 モンスターパニック映画?家族映画?社会派映画? シリアス映画?コメディ映画? どんなカテゴリーにもおさまらない、不思議な作品だ。 謎の怪物にさらわれたヒョンソ(コ・アソン)の遺影の前で家族4人が床を のたうちまわって号泣するシーンには度肝を抜かれた。 そんな彼らをカメラにおさめる多数の報道陣。 ヒョンソは生きている。 そう確信する家族はまるでお互いを信頼していないようでありながら一致団結する。 だって・・・お父さん(ピョン・ヒボン)がとくとくと長男カンドゥ(ソン・ガンホ)のコトを 話しているのに全員話も聞かずに居眠りしてるし。(笑) 長男カンドゥを演じるソン・ガンホ。好きな俳優だ。 ほんの少しだけ頭の弱いヒョンソの父親を演じる。 その「ほんの少しだけ」というあたりがものすごく微妙にうまい。 (あの体格でちょっと頭が弱い・・・思わず「ファースト・ミッション」の デブゴンと重なってしまったりして) 彼の最大の失態は銃弾の数を数え間違えてしまったコトだろう。 あのシーンはこの作品の中で一番悲しくて一番笑ってしまったという 素晴らしい名シーンだ。 あの瞬間のお父さんの泣き笑いの表情ったら・・・。 それにしてもヒョンソは勇ましくそしてこの上なく愛らしい。 あんなに笑顔のかわいい女の子というのも久しぶりに見た気がする。 まさに体当たり演技賞モノだ。 ラストは少々意外な方向へ向かったが私は好きなエンディング。 雪が降りしきり、あたり一面ブルーに染まった中にポッカリ浮かぶカンドゥの家。 とても静かで美しいラストシーン。 アメリカ映画のように家族みんなでハグしあうようなそんな家族愛ではないけれど 家族の愛しさがしみじみと伝わる・・・そんな作品。 グエムルー漢江(ハンガン)の怪物 オフィシャルサイト
by sabunori
| 2006-09-18 09:46
| MOVIE
|
Trackback(7)
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Comments(18)
Tracked
from 獏のいる庭園
at 2006-09-18 10:33
タイトル : グエムル-漢江の怪物
何故か酷評が多いらしい『グエムル-漢江の怪物』観てきました。 確かにモンスターやパニックムービーを観に行こうと思って足を運んだ人には ちょっと肩すかしかも?でも視点を変えて家族をテーマにしたヒューマンホームドラマと思えば ユーモアと狂気、登場人物の細かい描写など、さすがの『殺人の追憶』の ポン・ジュノ監督です。面白いです。(以下ちょっとネタバレ) (ストーリー) ソウル市内を流れる川、漢江のほとりで売店を営む一家がいた。家長ヒポンの長男カンドゥは、いい大人なのに店番すら頼りにならないが...... more
Tracked
from まったりでいこう〜
at 2006-09-18 11:56
タイトル : グエムル 漢江の怪物(試写会)
知人からお誘いを受け、ふたつ返事でオッケーし行ってきましたです。前評判がかなりいいようでカンヌ国際映画祭では大絶賛だったとか。そうなると観たくなるのが人の心情というもの(笑)踊らされてるかなあ?と思いつつも気... more
Tracked
from Brilliant Da..
at 2006-09-18 17:43
タイトル : 『グエムル 漢江の怪物』
ポン・ジュノ監督が、かいぶつーっ!? 以前鑑賞した作品『ほえる犬は噛まない』『殺人の追憶』の2本がお気に入りだった事もあり、普段はクリーチャーもの苦手なのに・・頑張って観てきました~蓮 『グエムル 漢江の怪物』(原題:THE HOST) 2006年/韓国 監督/脚本..... more
Tracked
from It's a Wonde..
at 2006-09-18 20:39
タイトル : グエムル 漢江の怪物
かなり面白かったです。韓流怪獣映画。 ベーシックなモンスター映画のパターンを踏襲しつつ、 ちょっとシニカルな家族の物語がベースにあるのは、 日本の怪獣映画ではあまり観た事の無い感じかもしれません。 ドラマ部分はかなりすっとぼけてます。 「キングコン...... more
Tracked
from Chocolate Blog
at 2006-09-18 20:56
タイトル : グエムル 漢江の怪物
カンヌでも上映された「グエムル」 そして現在韓国で「王の男」を抜く勢いの「グエムル」 この映画は制作段階からかなり楽しみにしていた作品。 とりわけエイリアン物が好きなわけでもパニック・ムービーが 好きなわけでもないんだけどなんか気になって。 それはやっぱり監..... more
Tracked
from 江戸っ子風情♪の蹴球二日..
at 2006-09-18 23:48
タイトル : グエムル - 漢江の怪物 -
韓国 パニック&ドラマ&ホラー 監督:ポン・ジュノ 出演:ソン・ガンホ ピョン・ヒボン ペ・ドゥナ パク・ヘイル ソウルの中心を東西に貫く大きな河、漢江(ハンガン)。その河川敷で売店を営 むパク一家の5人の...... more
Tracked
from 絵描人デイズ
at 2006-09-21 19:35
タイトル : 川は綺麗に!「グエムル〜漢江の怪物」
エンターテインメント韓国怪獣物語。コリアンムービー「グエムル〜漢江の怪物」、劇場で鑑賞。 韓国映画、初めて劇場で観たかも。 うほー。めちゃおもろいぃ〜〜。ドキドキワクワク大満足! 怪獣映画な感じ。怪獣の造型。家族の愛情。ドドーン!ときました。 弓の使....... more
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kohakuza at 2006-09-18 10:47
sabunoriさん、TB有り難うございました〜。
私もTBさせて下さいね。ソン・ガンホさんて本当に 凄い役者さんですね。どんな役をやっても、最後には めちゃくちゃカッコ良く見えて来て(失礼)大好きな役者さんです。 ところで昨日から「レンタルビデオ屋さんの50音作品」に ハマりこんでて、夢にまで出てきました。 夢の中のお店のお客さんは、何故かアルピニストの野口さん? で、朝っぱらから動揺した目覚めでした。
0
こんにちは♪
始まってすぐに登場したグエムルくんに目が釘付けでした(笑) コミカルででもかなり動きがよくて、いったいこれはなんの生物の変異体なんだろうと考えてしまいましたよ〜。 ああいう生物が今後出る可能性がないともいえないので、けっこう怖いですよね・・・。
こんにちわ、確かにジャンル不問作品でした。そこが気に入りました。
あの怪物仲間いなかったんでしょうかね。長年あの川でひとり ぼっちで可哀想と思ってしまう部分も(笑) それにしてもあそこまで大きくなるまで多少の兆候はなかったのかな? 軍や警察はバタバタしてるだけで、地下にもぐってみると ほとんど怪物退治してなかったように見えたのが (多分わざと)可笑しかったです。 家族パワー映画ですよね。
こんにちは♪ TBとコメント有難うございました!
わざわざジャンル分けする必要もないのだけれど、ちょっと詰め込み過ぎ感が・・でも楽しんで観たことは確かです~。 クリーチャーもの苦手なんですけどね~sabunoriさんとまったく同じ理由=ポン監督とガンホさんで観に行ったようなものですから、ヌルヌルには参りました(笑) あの女の子、笑顔可愛かったですねーなかなか賢いし。 なんだか続編の話もあるらしいですねぇ・・
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ichiko1515jp at 2006-09-18 19:40
これ、フジテレビの佐々木恭子アナがオススメしていて
よさそうだな~っと思ってました! 設定だけ聞くと「?」って感じなんですが、面白そうですね。 話関係ないですが 韓流スターにイ・ソジンさんって方がいるって本当ですか? うがい薬のCM絶対オファー来てますよねぇ。。。 (本当に関係ない話ですいません・・・)
こんばんわっ。
私もこの映画大好きです~ 世間一般では「怪獣映画」扱いになってるけど、 韓国映画好きの私から見るとこれはパニックムービーではなくて家族映画。 怪物は添え物です。 ピョン・ヒボン最高!
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sabunori at 2006-09-18 21:18
こはくさん、こんばんは。
ソン・ガンホは私も好きな俳優です~。 今回の役どころもうまかったですねぇ。 一生懸命なのにここぞ!という時にしくじってしまう・・・。 娘の手を引いて逃げた、と思いきやとか残りの銃弾の数が・・・とか。 次回作も楽しみです。 ところで相当レンタルビデオ屋さんにハマっちゃってますね!笑 ア、アルピニストの野口さんが店員さんですか・・・。濃いなぁ。 ここは1つこはくさんもレンタルビデオ屋さんの記事、アップしちゃいましょ♪
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sabunori at 2006-09-18 21:21
azamyさん、どうもです~。
あのグエムルくんは人を食べてしまうのか、と思いきやそうとも限らないんですよね。 でも骨になっちゃった人たちもいたし、あのヘンの彼なりの線引きが どうなっているのか知りたいです。
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sabunori at 2006-09-18 21:25
kazuponさん、こんばんは。
>長年あの川でひとりぼっちで可哀想と思ってしまう部分も(笑) わかりますー。 私もラストにあの毒ガス(?)や火で焼かれて倒れていくグエムルくんを 見て人間が作り出したのに勝手なもんだな・・・と思いました。 アジアの家族パワー炸裂でした。
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sabunori at 2006-09-18 21:30
マダム~おこんばんは。
多分この作品が苦手な方の大方はこの「詰め込みすぎ感」なんでしょうね。 ところでマダムも私と同じで監督&ソン・ガンホにつられて観た派ですね! 久しぶりに「追憶の殺人」を観たくなってレンタルしてしまいました。 ・・・えっ「グエムル」の続編のハナシ、あるんですか??
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sabunori at 2006-09-18 21:33
ichikoちゃん!
思わず調べちゃいましたよ!「イ・ソジンさん」を・・・。 (私は香港俳優は少しは知っていますが韓流は弱いのよ) いましたいました、結構オトコマエな方のもよう。 日本で有名な方なのか全然わからないのですが、絶対CMのオファー 行ってるよねー。 きっともうすぐかばくんのアニメCMからイ・ソジンさんの実写CMに変わるわー。笑
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sabunori at 2006-09-18 21:45
Chocolateさん、こんばんはっ。
>ピョン・ヒボン最高! 渋いです! ペ・ドゥナも少女から女性へ変わりつつあるお年頃ですね。 ちょっと前に飛行機で「リンダリンダリンダ」を観たばかりだったのですが。 役者陣がかなり魅力的な作品でしたね!
こんばんは♪
葬式でのシーンは不謹慎ながらも笑ってしまいました。 ソン・ガンホは世辞にも男前とは言い難いですが韓流 スターの中じゃ群を抜いた存在ですよね!! 改めて氏の守備範囲の広さを実感しました♪ (゚▽゚)v
グエムル?グエルム?グムエル?グルエム?いっつも覚えられなくて、
書く前に調べてから書いてます(笑)それでも間違ってることがあるかも。 ソン・ガンホ、ハン・ソッキュ、イ・ジョンジェの頃には どうして今ほどの 韓流ブームが起こらなかったのか・・・。
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sabunori at 2006-09-19 21:06
風情♪さん、こんばんは。
あの葬式のシーン・・・笑っちゃいましたか、やっぱり。 ホント不謹慎ながら私も吹き出してしまいました・・・。あまりにも無防備なんで。 ところで風情♪さん、生ソン・ガンホを拝まれたとか・・・。 うらやまし〜。 すごい存在感ありそうですね。
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sabunori at 2006-09-19 21:11
kinoさん、どうもですー。
グエムルはどうにか憶えられたのですが、出演している俳優さんたちの 名前は私も何度も見ながら書きました。 それでももしかしたら間違っているかも。 特に濁点や半濁点なんかが危ない・・・。 >ソン・ガンホ、ハン・ソッキュ、イ・ジョンジェの頃には どうして今ほどの 韓流ブームが起こらなかったのか・・・。 ・・・う〜ん・・・ 彼らは単純に顔だけで女性受けするほど甘いお顔ではなかったからかなぁ。 私はこちらの方々の方が断然ステキに思えるのですが。
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ゆきえ
at 2006-09-19 23:16
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Sabunoriさん、こんばんは。
この記事とは関係ないのですが、心が暖かくなるようなコメントを ありがとうございました。 わたしが、みなさんに”ありがとう”という記事だったのに、暖かい言葉をかけてもらってうれしかったです。
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sabunori at 2006-09-20 21:47
ゆきえさん、こんばんは。
私は感じたことをコメントさせていただいただけですよ・・・。 あの記事に対する皆さんのコメントの通りゆきえさんは今のままで 自信をもっていいと思いますよ・・・なーんて私に言われるまでもないですね!
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