ジャンプ!ボーイズ

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贔屓目なのかもしれないが台湾や香港の子供たちは実に子供らしくてかわいい。
申し訳ないが日本の(おそらく親の趣味で)こじゃれた全然機能的でない
高そうな洋服に身を包んだ子供にうんざりしている私であるが、アジアのいかにも
子供らしい身分相応な服を身につけた子供たちを見るたびにホッとして
旅行先ではいきなり子供好きなオンナにコロリと変わる。

さてこの映画、台湾東部で全国体操大会を目指す幼稚園から小学2年生までの
7人の少年とコーチの姿を追ったドキュメンタリー。
台湾の体操の世界的なレベルやこの子たちの台湾小学生の中でのレベルなんて
全然わからないまま物語は進んでいくのだが・・・

いやもうね、本当に子供ってあなどれない。
7人とも実に普通の子たちなんだけど、根性すわっているのよ。
体操を始めたきっかけはそれぞれなんだけど
(中にはお兄ちゃんにくっついてきてその素質にコーチが目をつけた・・・
なんてよく聞く「友達のオーディションについていったら私がスカウトされちゃってぇ・・・」
的な子もいたりはするんだけど)
続けているのは本人の意思。
どの親も無理強いはしていない。

一番小さい幼稚園児のキャラメルくん。
1週間に1度模擬競技会をコーチが開催して1位から順番にコーチが用意してくれた
商品のお菓子を取っていく。
キャラメルくんはいつも7位で最後に残っているお菓子はいつもキャラメル。
で、キャラメルくんなのだが。
このキャラメルくんは泣き虫で練習中に逆立ちしながら泣き、7位のキャラメルを
もらっては泣き・・・の毎日。
だけど体操を続けている。

仲間たちも逆立ちしながら泣いているキャラメルくんに
「涙が4粒落ちたぞ」なんて言ったりキャラメルを持ってそうっとみんなのそばから離れて
涙を流す彼の隣に座ってなぐさめたり。
(このなぐさめているハッタリくんはカメラを意識してなぐさめ役になるという
結構ちゃっかりしたヤツだったりするのだが、それも子供らしくていい。)

もう1人印象的なのが市場っ子。
お母さんが市場で働いていて彼になかなか目が行き届かないから
体操をやっていてくれてとっても安心しているらしい。
全面的に体操クラブやコーチを信頼しているのね。
そんな市場っ子にとって市場は楽しい遊び場。
しょっちゅう香港映画もどきの銃撃シーンを真似て市場所狭しとばかり
走りまわっている。
市場のおじちゃん、おばちゃんのかわいい孫みたいな彼はあちこちのお店から
「ちょっと技を見せておくれよ」なんてお座敷がかかって狭い市場の通りで
逆立ち歩きや連続バクテンをご披露。
そのたびにみんなから「牛乳飲むか?」だの「つみれ持っていきな」だの声をかけられ
彼の両手はあっと言う間に戦利品の山となる。

体操の練習風景ばかりの作品なのかなぁと思っていたら
観終わってみるとこういった普段の彼らと彼らをとりまくステキな大人たちのエピソードが
心に残る作品だった。
もちろん練習風景や全国体操大会の様子も楽しくてすっかり気分は彼らの母な私。
ビックリしたのはちっちゃくて細い足したこの子たち、上半身はビックリするほど
「いいカラダ」してるのよぉ、脱ぐと。
(中にはお腹がポコリン、な子もいるけど)

彼らサイズの小さな鞍馬がかわいかったなぁ。
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ジャンプ!ボーイズ オフィシャルサイト
Commented by ichiko1515jp at 2006-10-01 13:02
あ~っ
この記事読んだだけでもうすでに涙うるんでるichikoです。
(ひょっとして涙もろい通り越してちょっとした病気なのか?)
昨日も先輩の赤ちゃんに心癒されたばかり。
本当に子供って弱い存在のはずなのに、
不思議な作用(え?言葉まずい?)がありますよねー
公開前にもsabunoriさんこの映画に触れてらっしゃいましたよねー
そのときから観たいと思ってたんです。確かモーニングショーだかなんだか、上映少ないんですよね。くそー
でもがんばって観に行きたいと思います!
Commented by sabunori at 2006-10-01 20:19
ichikoちゃん、感受性が強いお嬢さん(!)なんじゃなーい?
東京の公開から送れること3ヶ月、やっと関西でも公開されたと思いきや
梅田ガーデンシネマでは1週間限定(それもモーニングショーのみ)、
京都シネマではかろうじて2週間上映(でもやっぱりモーニングショーのみ)
という淋しい公開です。
私は昨日京都シネマで観たんだけど初日だというのに10人も入っていませんでした・・・。
多分初日プレゼントは今日も明日ももらえるくらい余っていると思います。笑
今巷でヒトが入っているあんな映画やこんな映画より私は好きですけどね!
ichikoちゃん、結構辛いスケジュールなのであんまりオススメもしにくいのですが
もしチャンスがあったら観てね!
小さな作品だけどすごく元気になって劇場を出れると思いますよん。
Commented by azamy at 2006-10-01 22:12
sabunoriさん、こんばんは〜♪
とーっても可愛い台湾の子供たちの映画ですよね〜。泣きながらも体操をやめようとしないあの根性、実に見事で素晴らしいです。見習わなければいけないですよね〜(^_^;)
どの親もけして無理強いさせてないのが凄いと思います。だからこそあの子たちはがんばれるのでしょうね。小さな鞍馬、すごく可愛かったです〜!
Commented by HIROMIC WORLD at 2006-10-01 22:29
sabunoriさん、こんばんわ。
ちびっ子達にやられましたねぇ。
そうそう、市場のオトナ達も良かったです。日本ではすっかり影を潜めてしまった、地域社会全体で子供を育てるといった感覚がしっかり残っていて、観ていて心が和みました。
Commented by sabunori at 2006-10-02 20:57
azamyさん、こんばんはー。
無理強いしないけど応援してる両親の姿もとってもほのぼのでした。
お料理しながらインタビューに答えたりとっても微笑ましいシーンが
多かったですよね。
そうそう、azamyさんご推薦のコーチ、確かによく見るとなかなかステキかも。笑
Commented by sabunori at 2006-10-02 21:02
HIROMIC WORLDさん、どうもですー。
あの市場のシーンは特に印象的でした。
本当にみんなの子(孫)っていう感じでしたよね。
HIROMIC WORLDさんがおっしゃる通り鞍馬ってかなり難しい競技なんだ・・・
ってこの映画を観て初めてわかりました。
鞍馬がちょっとしかできない2点くんも可愛かった♪
Commented by ichiko1515jp at 2006-10-09 02:59
観ました!!(^^)
そうそう、鞍馬って地味だけど難しいんだーって私も思いました。
親御さんやコーチの目線がいいなぁって思いました。
Commented by sabunori at 2006-10-09 20:40
ichikoちゃーん、観てくれたのねん!
そうそう、子供たちもいいんだけどまわりの大人たちがすっごくよかったですよね。
みんな力みすぎないででも暖かく子供たちを見守っていて。
こういう作品、もう少し皆に知ってほしいわぁ。
ハリウッド大作ばかりじゃなくて。
Commented by 孔雀の森 at 2007-05-20 10:56
TBいただき、早速飛んできました。
それぞれの子供たちのキャラ、光っていましたね。
市場っ子はいっぱしの芸人だと思いました。続けよう!という強い気持ちの源泉かな、とも。
キャラメル君をなぐさめるハッタリ君は、、きっとうまく世の中を渡っていくのでしょう。
コーチと親との信頼関係にも、彼らの成長の秘訣が感じられました。
鞍馬、ホントに小さいですね。(今更気づいた私…)
Commented by sabunori at 2007-05-20 21:29
孔雀の森さん、こんばんは★
ハッタリくん、ある意味子供らしくて好きです。あのチャッカリさが。(笑)
泣きながらも体操を続けるキャラメルくんは思わずハグしたくなりますよねー。
だけど大会のシーンを見て初めて「この子たち、レベル高かったんだ」と
ビックリしませんでしたか?
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by sabunori | 2006-10-01 08:00 | MOVIE | Trackback(7) | Comments(10)

コッソリ帰ってきました。             これからもヨロシク★


by sabunori
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